ワークショップ「『1995年以後』から『2010年以後』を考える」
展示された239個の模型は、学生チームによって制作されました。
11月7日、朝9時スタート。藤村がコンセプトの説明。
工業高校の高校生、専門学校生、大学生など総勢100名が参加。
まずは株式会社BENAの皆さんによる模型制作のレクチャー。
道具の使い方などを初心者向けに丁寧に解説します。
iPhoneで実況する藤村。
プロの皆さんのお話だけあって、わかりやすく、充実した内容でした。
さあ、チームに分かれて模型制作開始です。
最初は資料の確認から。
最初はぎこちない雰囲気。
プロの指導も入ります。
高校生も混じって作業しています。
徐々に緊張感がでてきて、一体感が出てきました。
午後5時、初日終了。
初日の成果物をみんなで囲んでいます。
初日には約60個しか完成せず、目標の300個へは届かなそうな空気。
各班毎に経過報告。成果には、かなりばらつきが出ました。
目標に届かなかった班は、なぜ届かなかったのか、理由を考えてもらいます。
2日目のリベンジを誓い、この日は終了。
初日の反省を活かし、作業分担と時間管理を徹底した結果、最終的に239個の模型をつくり出すことができました。
2日目は約3倍に効率がアップしたことになります。
自分たちの作業を客観視し、改善点を見つけ、フィードバックする。「設計」の基本ですね。
このように模型製作を通じて大学生、専門学校生、高校生が展覧会の制作プロセスに参加することになりました。
模型のつくり方、図面の読み方に限らず、建築にとって重要なチームワーク、コミュニケーションの仕方を教え、
運営側もその指導方法を考えることで、学ぶことの多いイベントになりました。
参加した皆さん、お疲れさまでした。
また展覧会の開催にあたりご尽力頂いた皆様、どうもありがとうございました。
ito